「よし、会社を作ろう」 そう決めた時、真っ先に顔が浮かんだ人がいます。
1. 職人の店へ、起業の報告に
1月24日。向かったのは、昔の会社の社内でよく遊んだ後輩、Y君がやってるバイク屋さん。 彼は昔、オーストラリアでワーキングホリデーをしていて、その時の名前にちなんで店の名前を付けたんだとか。もう30年近く続けてる、筋金入りの職人です。
彼は今、バイク屋を切り盛りしながら、社会人学生として入った某大学の「学生フォーミュラチーム」でOB兼参謀もやってます。現場の腕を買われて、学生たちの面倒をちょくちょく見に行ってるんですよね。
2. 「何か手伝えること、ない?」
近況報告と起業の決意を伝えたあと、自分からこう切り出しました。 「なにか、俺のITスキルで手伝えることないかな?」
すると、彼から返ってきたのが、めちゃくちゃ具体的な「現場の悩み」でした。 「学生フォーミュラのタイヤの表面温度を測りたいと思ってるんだよね」
3. 職人の「勘」をデータに変える
バイクの走りを左右するのは、タイヤの温度。 ベテランならタイヤを触った感じで「あぁ、今はこれくらいだな」とわかっちゃうけど、それをちゃんとデータとして可視化できれば、学生たちのマシンづくりはもっと面白くなるはず。
「走行中に、タイヤの左・中・右の温度をリアルタイムで記録できたら最高なんだけど」
そんなワクワクするようなリクエスト。これこそ、自分がやりたかった「現場を助けるDX」の種そのものでした。
4. 運命の1冊と、ESP32との出会い
「これ、ヒントになるかも」 そう言って彼が貸してくれたのが、1冊の本でした。 タイトルは、『ESP8266でつくるデータロガー』。
「だいぶ前に買ったんだけど、忙しくて全然作れてないんだよね、こういうのって作れる?」
この本が、自分のエンジニア魂に火をつけました。「これ、ちゃんと読めば、きっと作れるはず」って。

そこから猛烈に調べ始めて、さらにパワーアップした「ESP32」というチップを使うのがベストだという結論に。 すぐに、開発キットを購入(笑)。

このバイク屋さんでの会話と、手渡された1冊の本。 これこそが、「なかま合同会社」が動き出した本当の原点です。
ちなみに弊社は、代表のこうした知的好奇心代を捻出さえできれば、ほかの利益などいらないのです。ここから、試行錯誤のモノづくりが始まっていきます。続きはまた近々!


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