【起業日記】第8回:小言も積もれば、歴史になる

起業日記

この日は、知り合いのバイク屋さんのホームページをどう改善するか調べていました。現状把握のためにサイトをくまなく見ていたのですが——そこで思わぬ「お宝」を発見してしまいました。

🏍️ 「店主の小言」というページがあった

そのバイク屋さんのサイトには、「店主の小言」というページがありました。店主さんが日々思ったことをつぶやくコーナーで、いわばブログの先祖みたいなものです。

ちょっと読んでみると、これがなかなか面白い。バイクの修理のこと、業界のこと、社会への考察、日々の雑感——職人が30年近く書き続けてきた言葉が、淡々と積み重なっています。

そして気になって調べてみると——創業以来、約30年近く書き続けていることがわかりました。ホームページの移転などがあったため実際に掘り起こせたのは約13年分でしたが、それでも8万行を超えるテキストが眠っていました。

これは宝だ、と直感しました。

🤖 全データをNotebookLMに放り込んでみた

HTMLをダウンロードして必要な部分だけテキストに整形し、GoogleのNotebookLM(AIがドキュメントを読み込んで質問に答えてくれるツール)に全部突っ込みました。

すると——13年分のバイク屋さんの歴史が、するすると整理されていくのです。どんな修理をしてきたか、業界がどう変わってきたか、店主さんがどんなことを考えながら仕事をしてきたか。日々のつぶやきが積み重なって、立派な「会社史」のようなものになっていました。

技術の変遷、お客さんとのやりとり、時代への思い——そういうものが全部詰まっていて、読んでいてとても面白い。

📖 「小説にして」と言ったら、小説ができた

さらに試しに、この「小言」のテキストを元にAIへ「小説を作ってくれ」と頼んでみました。

できあがったのは、「孤高の修理屋:技術の矜持と変遷の三十年史」と題された読み物。一人の職人が時代の波に揉まれながら技術を磨き続ける——そういう内容で、これがなかなかの出来栄えでした。

「これ、原作にして映画とかできたらすごいね?」なんて話をしたりして、とても楽しい時間でした。

💡 気づいたこと

「日記や記録をずっと残しておくこと」の価値を、改めて感じた日でした。

書いた本人は日々の雑感のつもりでも、30年分積み重なれば立派な歴史になる。そしてAIがあれば、その歴史を整理・分析・物語化することまでできてしまう。

ふと思ったのは、自分も学生のころ書いていた日記が残っているかもしれないということ。もしあったら、それを元に何かできるんじゃないかな——なんてことを考えたりもしました。


記録は残すものですね。デジタルでもアナログでも。書き続けた人だけが持てる「資産」が、確かにあると思います。

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